【女性のための生き生き脳活リズム体操】とは何を目的としているのかについて、お話させて頂きたいと思います。
まずは、長い名前ですよね〜。
当初の名称は【カーヴィーリトミック】でした。
元々は小さなお子様を持つお母様を対象として考案しました。
何故かというと・・・
未就学児のリトミックのレッスンを行っている時にお母様たちの身体の動きの硬さがとても気になったからです。
実は現在も感じています。
リトミックとは生のピアノの演奏に合わせて速く歩いたり、ゆっくり歩いたり、ジャンプしたり、しゃがんだり、その他いろいろ。
音の合図に即時反応するものです。
難しい動きなどはありません。
ところが、何か不自然なのです。
どんな動きをしてもロボットの様なのです。
何でだろう?何でだろ?
若いのになぁ。
私の中の大きな課題でした。
そこで生まれたのが、カーヴィーリトミック!でした。
そして、その数年後に主人が33歳という若さで癌で亡くなりました。
私は彼の闘病生活中に、たくさんの事を感じ、気づき、考えました。
身体の健康はもちろんのこと、心の健康のことも…
また、病院では毎日毎日いろいろな患者さんに出会います。
1歳のガン患者さんとも出会いました。
その時に、主治医の女性の先生から相談を受けました。
しかし私は患者の妻でしかなく、何もお応え出来ませんでした。
少しでも長生きして欲しい!と願うのが家族の一番の思いです。
(当時34歳だった私は、健康である事が当たり前のように思っていました)
私は、彼の二年間の闘病生活中に、たくさんの本を読み漁りました。
そして、いくつもの健康食品や免疫療法も試しました。
そして、これから先自分は人の為に何が出来るか?
という事を考えるようになり・・・
そんな中、今は亡き日野原重明先生の本に出会い、先生の講演会でお話を聞き、音楽は人に役立つ!という事を知りました。
1秒でも長く《家族を感じていたい》夫と、1秒でも長く《彼の息を感じていたい》私は、私の今ある知識の全てを彼に提案し、実行しました。
そして彼が亡くなった後、人間の身体と心の健康のために私に出来る事はないか?と真剣に考えるようになり・・・
そんなある日…
あっ!リトミックだ!
リトミックを元に大人の健康のためのプログラムを作ろう!
そうして生まれたのが今の《女性のための生き生き脳活リズム体操》です。
私は病気を治療できるお医者様ではありません。
患った心に効くお薬を投与出来るお医者様でもありません。
でも、音楽という素晴らしい力を借りる事が私には出来る!
健康である時に、少しでも老化のスピードを遅らせること!
細胞を元気にさせること!
科学的根拠はありません。
しかし、人間はいつ病気になるのか?
いつまで今と同じ生活スタイルを続けることが出来るのか?分かりません。
だからこそスムーズな日常を過ごせる今、健康な身体と心の維持をすることが大切だと感じています。